30代は大人の10代

多感な30代が空想や妄想を棚卸しするためのブログ

最も頭が冴える瞬間は散歩中。哲学の道効果。

京都の私立大学に在学していた頃に、学長先生からお話しいただいたエピソードを社会人になった今でも度々思い出す。

 

「京都という街は、多くの著名な化学者・文学者をたくさん輩出しているのだが、不思議な事にそういう方は東山エリアにゆかりが多い。何故か。東山には哲学の道があるからです。偉大な人物が哲学の道を歩きながら様々な気づきや発見をしたように、人は散歩をしている時に最も脳の働きが良くなります。」

この話を聞いた時、「哲学の道効果」と心の中で名付けた。

 

私は、都内で活動する営業職なので歩く量が多い。1日の歩数が1万5千を超えることもざらである。企業間を徒歩で移動する際に、新しいアイデアの発想や提案書の構想を練ると、オフィスでパソコンに向かって悩む時より、進捗が格段に早いと実感している。悩み事があったり少し気分が塞いだとき、一駅分歩いてみる。ちょうど良い気分転換にもなり、いつの間にか心が晴れたりする。

 

もし、歩行量と脳の活性化に相関関係があると仮定すると、多くの企業で営業畑出身の役員が多いのも頷けるし、何より営業部門の役職者のほとんどが頭の良さを備えている点に納得感がある。時間さえ許せば、社内にいるより散歩をする時間を増やす方が、脳が活性化し、業績を伸ばすことができるかもしれない。

この仮説に対しては、散歩をしながらブログの内容を考えてみることで、検証をしてみたいと思う。

 

  

 

大東京23区散歩 (講談社文庫)

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