同期が会社を辞めることになった
同期から会社を辞めることになったと打ち明けられた。
自分の会社が所属する「業界の将来に対する不安」は、彼に限らずみんな感じている。彼は同期の中でも野心高く頑張っていたが、結果として転職を決意した。
国内の経済成長が鈍化していることは既知の事実であるが、今後国内だけで急激な成長を実現できる業界はごく一部で、ほとんどの企業は暗い顔をしながら、企業活動をすることになる。多分に漏れず、自分もその中に所属しているのだ。「このままではいけない」「自分を活かせる場所を考えなければいけない」と危機感は募り、32歳の私は中小企業診断士の資格取得を決意した。
最近、同期の仲間と話す機会があり、皆一様にこのままでいいのだろうかと危機感を抱いていた。そして、資格の勉強、英会話、そしてビジネススクールに時間を費やしていた。その事に私はとても驚いた。2〜3年前まで、そういった努力をしている同期はほとんどいなかったからである。
先行きへの不安や危機感は当然に人を憂鬱にさせるし、実際の企業業績として所得にもネガティブな影響が現れる。だが、そういった状況になって初めて、変わろうとか成長しようとする人間がそこかしらに現れるのであれば、企業というものはまだまだ成長していくのかもしれないと、希望的観測で終わってみたい。
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